誰のところにも、いつか、やってくる、死。
この世界から自分がいなくなるのは、怖く、恐ろしく、
誰かがいなくなるのは、途轍もなく悲しく、寂しい。
でも、もしかしたら、それはこちらの部屋からドアを開けて、
あちらの部屋に行くようなものなのかもしれない。
メキシコの11月は<死者の日>で始まります。
カラフルな紙で祭壇を華やかに装飾し、花や料理を供え、
キッチュなガイコツの砂糖菓子や置物で飾り立て、
死者を迎える二日間は、まるでカラフル・バージョンのお盆のよう。
そして、ちょうど、その頃、ミチョアカン州東部の森を
オレンジ色に染めるモナルカ蝶の群れ。
何百万、あるいは何億もの蝶たちが暖かい冬を過ごそうと、
北米からこの地に飛翔してくるのです。蝶は、死者の魂。
そんな美しい想いが、人々の心に浮かびます。
<死は生の一部である>。
色鮮やかに、そして真摯に<死>と向き合うメキシコの死生観を、
一緒に紐解いてみませんか?
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